合格だるま [想い]
今年、第一志望の行きたい大学を目指して2人の塾生が浪人することになりました。
2人が目指す夢を実現するのは、決してたやすくはありません。
しかし今年第一志望の大学に合格できなかった2人ですが、来年は大丈夫です。
『成功』の反対は『失敗』ではありません。
『成功』の反対は『あきらめること』です。2人が諦めない限り、心に描いた夢は必ず実現します。
そんな2人に合格だるまをプレゼントしました。
白い「越谷だるま」です。
日本のだるまは少林山達磨寺の住職東ごく和尚が心越禅師の描かれた一筆だるま座禅像を木型につくり、張子だるまの製法を農民に伝えたのが始まりで、その後日本各地に普及していったそうです。
代表的なだるまは「越谷だるま(武州だるま)」と「高崎だるま(上州だるま)」です。
全国生産の80%は高崎だるまですが。越谷だるまはそのほとんどが手つくりで、他のにくらべ「色白」、「鼻高」、「福福しい」のが特徴です。
このだるまは大宰府天神、北野天神と共に日本三天神の一社と数えられる大生郷(おおのごう)天満宮で毎年多くの受験生に買われているものです。
だるまとともに2人に伝えたい言葉があります。
『投げられた、ところで起きる、小法師(こぼうし)かな』
起き上がり小法師、つまり達磨さんがポーンと投げられたそこがいかなる場所であろうとも、
正念場として起き上がる。
腰を据えてまっすぐ正面を見据えるという意味です。
私たちは人生がうまくいかないとぐずったり、上手くいくとのぼせ上がったりして、年中姿勢が崩れます。
しかしいかなる場所でもぐずらない、逃げたりしない。どういう状態であっても、しゃきっと姿勢」を正していきたいものです。
2人とも、今年一年悩むこと苦しいこともたくさんあるでしょう。
でも達磨さんのようにいかなることが起こっても姿勢を正し、逃げることなく前を向いていってください。
『花』
何が
一番いいか
花が
一番いい
花の
どこがいいか
信じて
咲くのがいい
大好きな坂村真民さんの詩です。
くじけそうになったらこの詩を思い出してください。そして自分を信じてください。
わが家の駐車場のアスファルトの隙間から芽をだし咲くふたつの花。
置かれた場所で咲きなさい。
どうしても咲けないときは、下へ下へと根をのばす。
つらい日々も、笑える日につながっているのです。 (渡辺和子さんの言葉より)
こんな環境の中でも懸命に自分の花を咲かしています。けなげで可愛いですね
人生なんていろいろあったほうが豊かでいいんです。
人生楽しませていただきましょう。
来春、達磨さんに目をいれてよろこぶ顔を見せてください。
苦しみのなかから生まれたよろこびこそが
ほんとうのよろこびです。