Tくん、合格おめでとう。

塾生のTくんが県立高校特別入試で、一宮高校の理数科に合格しました。

Tくん合格おめでとう。本当によかったね。

 

（今年、京都の北野天満宮にお参りしたときに撮った梅の木です。）

 

今にも雨の降りそうな天気でした。

Ｔくんは２月２日木曜日、私立高校入試の一日目にお母さんを亡くしました。

「お母さんになにがあっても頑張って試験をうけなさいよ。」とお母さんに言われていたそうです。

彼はその翌日、二日目の私立高校入試も受けました。

どんな気持ちで受けたんだろう。

本当によく頑張ったね。

３日（金）塾の英語の授業はお休みしました。

お母さんが亡くなられたことは、６日の月曜日元塾生のお母さんに初めてお聞きし、

その日授業のあったお兄さんにお母さんのことを聞きました。

彼は７日（火）の数学授業にやって来ました。

悲しみは表に出さずいつものＴくんで。

いつも通り授業を受けた後お母さんのことを聞きました。

 その後も頑張って塾に通い

２月14日（火）彼は県立高校特別入試を受験し、2月22日（水）無事合格の内定をもらいました。

お母さんに合格の報告をしてあげたかったね。

喜んでもらいたかったね。

お母さんもどんなにか喜ばれたことでしよう。

 

大好な坂村真民さんの詩にこんな詩があります。

「昼の月」

昼の月を見ると

母を思う

こちらが忘れていても

ちゃんと見守ってくださる

母を思う

かすかであるがゆえに

かえって心にしみる

昼の月よ

 

Ｔくん

今は心の中は悲しみと寂しさでいっぱいでしよう。

でも、

お母さんと別れたことの悲しみではなく

出会えたことの喜びに手を合わせることのできる日がはやく訪れることを祈っています。

君がお母さんに出会ったこと、１５年間という短い時間ですがお母さんの子供であったこと、

愛されたことの喜びをお母さんにつたえてあげてください。 

 

 

お母さんはいつも君のことを見守ってくれてるよ。

本当に合格おめでとう。

 

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